もう手遅れかも…プロは見逃さない外壁に現れる白い粉の正体

外壁塗装って何年ごとにやるのがベストですか?

普段仕事をしていてお客様に一番良く聞かれる質問です。

「10年ですかね・・・」

と答えるのが一般的です。

でも、24時間、365日、ひと時も休むことなく雨、風、直射日光、虫や鳥のフンなどにさらされている外壁です。
10年と言うと87,600時間もの時間をこれら外敵と戦っているのですが、同じ建物でも南側と北側では当然、塗装の傷み方は変わってきます。

一軒一軒環境の違う場所に立つ外壁です。10年と言う区切りだけで外壁の塗り替えを検討してもよいでしょうか?

外壁のチェックは誰でも簡単にできるんです

まずはご自宅で一番日当たりの良いところの外壁を探してください。
最も最適な場所は南側の2階の外壁、屋根のないバルコニーの外側などが最適です。

その場所が見つかったらあとは簡単です。

下の写真のように素手で(汚れるのが嫌な人は軍手をしていてももちろんOKですよ)塗装をサッとなでてみてください。

 

外壁を触った手はどうなりましたか?

下の写真のようになったら要注意です!

手につくこの白い粉の正体は?

23ef68c776174301d9c86084b906840e_s外壁塗装で使われている塗料には主に次のような成分が含まれています。

・塗料の主成分である「樹脂」
・色の基となる成分「顔料」
・塗料の性質の決める「添加剤」
・塗料の作業性を良くする「溶剤」

手についた白い粉の正体はこの中の「顔料」と言う成分です。

毎日浴びる直射日光、紫外線、酸性雨などの影響で徐々に塗装面は劣化します。
劣化がはじまると塗装表面の「樹脂」が劣化で流れ落ちていきます。
ただ、この樹脂は透明なので流れても気づくことはありません。

劣化が進み「樹脂」がすべて流れ落ちると次に問題の色の成分「顔料」が表面に現れ、この「顔料」も劣化によって流れはじめ手につくというわけです。

塗装の主成分「樹脂」はすでに流れ落ち、残った「顔料」が手につくチョーキングが起きている外壁表面は、塗装そのものがきちんと機能していないと言う事になります。

つまり、そろそろ塗料としての寿命が近いと言えるのです。

「まだうちは大丈夫」なんて思っていたら大変なことになるかもしれません。

ちょっとでも気になったら遠慮なく塗装屋七彩にお問い合わせください。